ロンドンのスーパーマーケットの特徴とおすすめランキング

Uncategorized

2025年8月

 ロンドンに着いてしばらくは、どこで自炊用の食材を買えばいいのかわからず、適当なスーパーマーケットに行っていたのですが、1年以上経った今は日常的に利用するスーパーマーケットも決まって効率よく買い物ができるようになったので、それぞれの特徴をまとめつつ、食材の値段を比べてみます。

ロンドンの安いスーパーマーケットランキング

 今回紹介するのは個人でやっているようなお店ではなく、ロンドン市内にたくさんあり、かつそこそこの品揃えのある大手スーパーマーケットです。
 もちろん物によってはどこが安いなどは変わってくるのですが、フランスパン(400g)、サンドウィッチ(2個)、ブルーベリー(150g)の3つの値段で比べてみます。
 なぜこの3つかというと、どこのスーパーでもたいてい同じグラム数で置いてあって比べやすいからです。あとはパンは安いのにサンドウィッチになると途端に高いな、と常日頃思っているのでちょうどいいのでちゃんと値段を調べてみました。
 ちなみにこのランキングは私が独断と偏見と雰囲気で作っているので、参考程度に聞いてください。
※100ペンス🟰1ポンド🟰200円くらい

第1位 Lidl(リドル)

フランスパン 99ペンス
サンドウィッチ 1.19-2.39ポンド
ブルーベリー 99ペンス
(セール中)

 圧倒的に安く、私が日常遣いしているのはLidlです。元々ドイツのスーパーで、他のヨーロッパ諸国にも展開しているので、ヨーロッパ旅行の際も重宝しています。
 しかしLidlはロンドンの中心地から多少離れたところにあるので、メジャーな観光地をまわる旅行者などはあまり立ち寄る機会がないかもしれません。住んでいるならおすすめです。

第2位 Morrisons(モリソンズ)

フランスパン 1ポンド
サンドウィッチ 3.50ポンド
ブルーベリー 2ポンド(3個で5ポンド)

 Morrisonsは他と少し系統が違うので、物によっては安かったり、Lidlで売っていないものを買いに行っています。
 Morrisonsは基本はスーパーなのですが、雑貨も多く売っていて、キッチン用品、シャンプー、薬、ベビー服なども買うことができます。スーパーマーケット+薬局+ほんのりホームセンターといったところでしょうか。


 基本的に普段づかいの食材の買い物ではLidlのほうがお得なのですが、フルーツ3個で5ポンド、みたいな売り方をしていて、時期によってLidlで買うよりも安くなっていることもあります。
 品数や種類が多く、アジアの食品もたくさん置いてあるので、私はよく出前一丁の袋麺や、ライスペーパー、スウィートチリソースなどを買っています。醤油やうどんを手に入れることも可能です。


 しかしMorrisonsも市内中心地にはないので、どちらかというと居住者向きです。雑貨が幅広く売っているので、私はロンドンに来た当初、食材の他にキッチン用品や洗濯カゴなど必要な日用品をMorrisonsで揃えました。

第3位 Tesco(テスコ)

フランスパン 1.25ポンド
サンドウィッチ 3.40ポンド
ブルーベリー 2ポンド

 テスコは日常使いはしていませんが、市内中心地にもあって便利なので、出かけた先で喉が渇いた時や小腹が空いた時に利用しています。ガソリンスタンドに併設されているのスーパーも、たいていTescoな印象です。
 Lidlよりは多少高いですが、長期滞在者ではなく旅行者の方で水や朝食などを買いに行く場合は、正直誤差のようなものなのでTescoで充分だと思います。

第4位 Sainsbury’s(セインズベリーズ)

フランスパン 1.25ポンド
サンドウィッチ 3.75ポンド
ブルーベリー 2ポンド

 Sainsbury’sも、市内中心地にたくさんあるので行きやすいです。こちらもLidlより多少は割高ですが、調理済みの惣菜の種類が他より豊富です。割高といっても外食をするよりは断然安いので、自炊する気力がない時などによくお世話になっています。

番外編 Iceland(アイスランド)

 Icelandというスーパーは、市内中心地にないですし食材の品揃えも多いわけではありませんが、その名が表す通り冷凍食品とアイスは種類が多くて安いです。私はシェアハウスに住んでいて冷凍庫も共用で使っていてあまりスペースがないので買いませんが、そうでなければここで色々買っていると思います。Lidlのほうが安いなと思う冷凍食品もありますが、種類が多いので見ていて楽しいです。ジュースなどをまとめ買いする時もおすすめです。

ロンドンの高級スーパー2選

 せっかくなので、庶民向けではないスーパーマーケットでの上記3つの値段も比べてみます。
 今から紹介する2つはロンドンの高級スーパーマーケットで、アッパーミドルクラス向けと言われています。アッパーミドルクラスは英国の階級の1つで、上から

王室
アッパークラス
アッパーミドルクラス
ミドルクラス
ワーキングクラス


 の5つに分かれています。賛否はあると思いますが、すごく英国っぽいので個人的には大好きです笑

Waitrose(ウェイトローズ)

フランスパン 1.20ポンド
サンドウィッチ 2.55-4.50ポンド
ブルーベリー 2.50ポンド

 Waitroseは王室御用達のスーパーマーケットで、どこに出しても恥ずかしくない高級スーパーですが、とはいえ庶民が全く手を出せないというほどでもありません。多少割高だなとは思いますが、値段が2倍も3倍もするわけではないのです。
 日本で言うとデパ地下や成城石井あたりが近いでしょうか。

Marks & Spencer(マークス&スペンサー)

 フランスパン 1.25ポンド
サンドウィッチ 2-5ポンド
ブルーベリー 2.40ポンド

 M&Sも同じく高級スーパーです。割高ではありますが、サンドウィッチやお惣菜の種類が多いので、出来合いのものを買うときはおすすめです。ビスケットや紅茶、ショートブレッドなども売っているので、お土産を探しにも適しています。スーパーマーケットといえど、M&Sであればそれなりにしっかりしたお土産が買えます。

まとめ

 簡単にまとめるならば、住んでるならLidlMorrisons、旅行ならTescoSainsbury’s、品質にこだわるならWaitroseM&S、冷凍食品とアイスが好きならIceland、といった感じでしょうか。

 とはいえ、スーパーで食材を買って自炊するのであれば、ぶっちゃけどのスーパーでもそこまで変わりません。
 サンドウィッチや寿司など、そもそも調理済みのデリなどの値段はつい日本円に換算してしまい「高くない???」とびっくりすることもありますが、それでも外食するよりはだいぶ安いです。イギリスは良くも悪くも人件費がべらぼうに高いからです。

 ロンドンの物価は本当に高いと聞いていたので生活できるか不安だったのですが、自炊すれば日本とそんなに変わらない食費で生きていくことも可能だと思います。あと、外食は高い割に口にあわないことが多いので自分で作った方が普通に美味しかったりします笑

 生活に必要な食べ物には20%の税金がかけられていないことですし、ロンドンに住む機会があったら特別な機会以外は自炊をして暮らすことをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました