私がイギリスへ行く前に最も気になったことの一つは、現金はいくら持っていけばいい?ということでした。
あんまり多く持っていくのは不安だし、かといって海外銀行送金も手数料が多くかかりそうだし面倒くさい。
考えることを放棄した当時の私は、まあとりあえず生活費1ヶ月30万としても、60万あれば足りるやろ。すぐ仕事探すし。最悪クレジットカードで生きていけるし。多分。という適当な気持ちで現金の額を決めました。
結論、足りました。
初給料までのチキンレース〜約2ヶ月の支出は?〜
2023年の5月7日から6月30日までのおよそ2ヶ月の間、かかった費用は合計で約40万円(2300ポンド)です!
この時1ポンド170円だったので、円安がどんどん進行している今はもう少し高いですが、ざっくり2ヶ月で50万あれば足りたなって感じです。
支出の内訳
支出の内容はこちら
- 家賃(デポジット含む)30万円
- 食費 3万円
- 日用品 3万5000円
- 交通費 2万円
- その他外食や通信費 1万5000円
はい、その通りです。ほぼ家賃です。
家賃
ちなみに家賃支出の詳細はこちら
- 3週間分の短期滞在の家賃 300ポンド(約5万円)
- 2ヶ月分のシェアハウスの家賃 970ポンド(約17万円)
- シェアハウスの保証金 400ポンド(約7万円)
私は日本にいる時に、内見をしない状態で長期の契約をするのが怖かったので、最初の3週間はホームステイのような形で短期でお部屋を借りました。
その隙に長期で住む部屋を探し、内見をして今住んでいるシェアハウスを決めたので、このような内訳になっています。
ロンドンの家賃って高いって聞いてたけど、1ヶ月8万5000円ってそんな高くないかな?と思うじゃないですか。そんなことないです高いです。
私が住んでいる家は、ロンドン中心地の職場から電車で45分、バスだと1時間ちょっとかかります。
そして最寄駅からは近いのですが、一軒家に5人住んでいる形のシェアハウスです。
女性限定のシェアハウスで比較的綺麗で特に問題はないのですが、東京でこの条件だと多分半額くらいで住めます。
円安のせいもあると思いますが、普通の物件に一人暮らししようと思ったら20万円くらいはかかります。ざっくり東京の倍です。
食費
食費は自炊すればだいぶ安いです。
人件費が高いので外食は日本より(おいしくないのに)高いですが、自炊すれば日本より安いくらいです。
イギリスにはVAT (Value Added Tax)という付加価値税があって、簡単に言うと贅沢品にプラスで税金がかかって高いのですが、生活に必要な食品にはそれがかからないこともあり、パンなどとっても安いです。
※Pはペンス(100ペンス🟰1ポンド)
ロンドンはとにかく物価が高いと聞いてびびってましたが、食費に関しては自炊したくない!という訳でなければそんなに心配しなくて大丈夫でした。
日用品
日用品は基本こちらで買い揃えました。日本から荷物を持ってくる輸送費のほうが高いので。
ベッドシーツ、布団、食器、化粧水、プロテインなどなど、どうしてもこれじゃなきゃ!というもの以外はイギリスに来てから揃えるのがおすすめです。
日本から持って来れば10万円は浮く!みたいな物があれば別ですが、物の値段はざっくりとAmazon UKで把握できるので、スーツケースに何を入れるかの参考にしてみてください。
ちなみに私は最初Amazonを利用する際に、早く届いて欲しい焦りから軽率に、典型的なワンクリック詐欺に引っかかってクレジットカードを1つダメにしたので、皆さんも気をつけてください。
交通費
ロンドン内の移動は、セレブ以外は主にバスか地下鉄です。
地下鉄は距離によって料金が変わりますが、バスは一律1.75ポンド(約330円)です。どれだけ乗り換えても、1時間以内であれば追加料金がかからないので、移動手段としては1番安いと思います。
地下鉄もそこまで高くありませんが、ロンドンの会社は基本交通費支給なしなので、家賃と交通費を考えて住む場所を決めないと、けっこうな出費になります。
通信費と娯楽費
私はSIMフリーのスマホを持って行ってgiffgaffという携帯会社でオンラインで契約したのですが、1ヶ月10ポンド(約1900円)で20GB使えるプランがなかなかお得です。
娯楽費は外食、買い物、カジノなど使おうと思えば際限なく使えますが、生活が落ち着くまでは街を散策したり、大英博物館やローズガーデンなど見に行ったりして出費を抑えながら観光していました。
おすすめの両替所は?
両替するなら現地で、というのは周知の事実かと思いますが、多少の現金がないと不安だったので私は2万円ほど空港で両替してからロンドンに来ました。案の定手数料は高かったですが仕方ありません。
ロンドンでなるべくレートの良い両替所を探すと、「Thomas Exchangeがおすすめ」という情報が出てきました。しかし本当にそうか?とロンドンをふらふらしながら目につく両替所でレートを確認して歩いていると、もっと良い両替所を見つけました。
それがSterling Fxです!ハイドパークの近くを歩いていてたまたま見つけたのですが、2023年5月の時点では、私が見つけられた限り1番レートがよかったです。
結論、現金よりオンラインバンク
ここまで現金現金言ってきましたが、最終的に日本でオンラインバンク開設しときゃよかったな、というのが結論です。理由は2つあります。
- 手数料がかからない
- ロンドンで現金は使い勝手が悪い
日本の口座から海外送金すると手数料がかかる!と思い込んでいたので調べていなかったのですが、ロンドンに来てから作ったRevolute(レボリュート)のオンラインバンクが死ぬほど便利でした。色々メリットはあるのですが、主に
- 1ヶ月1000ポンドまで両替手数料がかからない
- 1ヶ月200ポンドまで無料で現金が引き出せる
- 普通にイギリスの銀行口座として使える
- 日本にいながら口座を作れる
- 操作がアプリで簡単にできる
- ロンドンでRevoluteのデビットカードが使えず困ったことがない
というのがありがたいです。
他にも似たようなものはあるかもしれませんが、今のところ普通に1番便利ですし、私はイタリア旅行中に財布をスられて全てのカードとほとんどの現金を失った時にRevoluteに救われた過去を持っているので、一生推します。
加えてロンドンはカード社会なので、現金が使えないわけではありませんが不便です。特に50ポンド札は本当に使い勝手が悪いので、なるべく20ポンド以下のお札で両替してもらいましょう。
まとめ
私がもう1度やり直せるなら、緊急用の現金を多少持ってきて、あとはRevolute内で送金します。
スタンダードプランでは1ヶ月1000ポンドまでしか手数料無料じゃないのがネックですが、そこは1カ月無料お試しアップグレードを利用すると1カ月間手数料なしでいくらでも両替できます。
ポンドだけでなくユーロにも両替できるので、イギリス周辺を旅行する予定がある方は、ユーロも両替しとくと便利です。
私は手数料、利息、延滞料が本当に嫌いなので今回は悔しい限りですが、払っちまったもんは仕方ありません。
これからはこのオンラインバンクとデビットカードを手に、手数料なき人生を歩んでいきたい所存です。