ブリストル&バース1日観光

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2024年10月11日

 世界的に有名なアーティスト、バンクシーの故郷であるブリストル。そしてローマの時代の温泉で有名なバース。この2つの街は電車で10〜20分程の距離で近かったので、休日にロンドンから観光に行くことにしました。

ロンドンからブリストル

 ロンドンからブリストルは電車でも行けますが、安かったのでmegabusという長距離バスで向かいます。片道5.49ポンドです。所要時間は5時00分発、7時50分着の、2時間50分の予定です。

 Victoria coach stationという、Victoria駅から少し離れた長距離バスターミナルから出発します。東京駅と八重洲のバスターミナルって感じです。朝5時発のため電車が動いておらず、ナイトバスで向かいます。

 しかしロンドンのバスは結構な頻度で遅れます。今回も余裕を持って30分前に着くように家を出たのですが、バスが途中で止まるわ乗り換えは来ないわでめちゃくちゃ遅れました。ロンドンでは途中のバス停で「ここが終点になったので降りてください」って急にアナウンスされたりします。

 バス停で20分ほど待ったあと、このままでは長距離バスに乗り遅れることを悟ったので、慌てて配車アプリをダウンロードしました。

 時間もなかったので焦りながらVoltというアプリをダウンロードし、行き先を入力し、画面に導かれるままApplePayで支払いを済ませると、5分くらいで車がやって来ました。
 距離は3.5kmほどで、10分くらい乗って9.90ポンドでしたが、初回の割引なのか7.90ポンドになっていました。

 てっきりタクシーが来るのだと思っていたのですが、普通の乗用車の見た目の車がやって来ました。ドライバーさんの名前を確認し「Victoria Coach Stationまでお願いします!」と車に乗り込みました。

 先払いなので特にやり取りが発生することもなく、目的地で下ろしてもらえました。お礼を言ってVictoria Coach Stationに駆け込み、入口の電光掲示板で何番のゲートから乗るか確認してゲートまで行くと、ちょうど皆バスに乗り始めていました。危なかったです。車を呼んで正解でした。

 megabusはQRコードなどはなく、送られてきたチケットを見せただけで乗れました。席も自由です。

 車内はなかなかに寒かったです。極寒という訳では無いですが、コートは必須で手も冷えます。社内のモニターには現在時刻、バスの速度、外の気温、中の気温などが映るのですが、外は3度、中は15度でした。もっと厚着してくればよかったです。
 5時ちょうどに出発し、ヒースロー空港でしばらく停まっていましたが、時間通り7時50分にブリストルに到着です。

 しかしなんと、うっかり降りそびれました。てっきり駅かどこかに停まると思っていたのですが、普通のバス停というか道路に停まったので気づきませんでした。

 バスが発車した後で気づき、慌てて「すみませんブリストルでしたよね?降りたいです!」と言ったらちょっと先で降ろして貰えました。スーツケース預けてなかったのですんなり降ろして貰えて良かったです。

バンクシーのThe Mild, Mild West

 Bond Streetという、街の中心地から少し北のあたりで降りたので、最初にバンクシーのThe Mild, Mild Westという作品を見に行くことにしました。Bond Streetから徒歩10分くらいです。

 こちらです。けっこう高いところにあるので正面から見るのは難しいですが、ちゃんとありました。最初ネットで調べた住所で検索してみたら中々見つからなかったので、Banksy’s The Mild, Mild Westと、作品名をGoogle Mapsに入れた方が良さそうです。

 街の方から来るのであれば、特徴的な顔の絵の左の道を行くとThe Point Barber Shopという理容室があるので、その上にあります。

 ついでなので、近くにある他の2作品も見に行ってみました。

バンクシーのTake the Money and Run

 こちらはMontpelier Health Centreという建物の隣の駐車場にあるはずだったのですが中々見つからず、ネットで見た写真の背景から推測するに、既に消されてしまっているようです。うっすらと作品の跡が壁に残っていました。

 見られなかったのは残念ですが、作品を見に行ったら消されていたというのもストリートアート巡りっぽいですよね。

バンクシーのRose on a Mousetrap

 こちらの作品はちゃんとありました。場所はThomas Street Northにあり、こちらもBanksy’s Rose on a Mousetrapと作品名で入力するとたどり着けます。結構な坂を上った先にありました。

 一応額が付けられて守られているのですが、小さいですし、前に車が駐車されていることがあるので目にとまりづらいかもしれません。反対側の壁には動物たちの絵があるので、そこを目印にすると見つけやすいです。

クリフトン吊り橋

 次はクリフトン吊り橋に行きます。歩けないこともないのですが、ちょっと距離があるのでバスで向かうため、いったんBond Streetに戻ります。

 5番か8番のバスに乗れば近くまで行けそうなので、先に来た方に乗ることにしました。

 8番のバスに乗り、タッチ決済で支払いました。後々確認したら料金は1.8ポンドでした。ロンドンのバスは乗る時だけタッチすればいいのですが、ブリストルは降りる時にもタッチしなければならないようです。一律料金じゃないんですね。

 バスに乗って外を眺めていると、坂道がめっちゃ多いことに気づきます。しかも橋へ向かう方向は上り坂です。散策がてら歩くかって結論にしなくて良かったと心から思いました。

 バス停からは歩いて橋まで向かいます。道が可愛いです。

 途中にあった公園もテンション上がりました。子供たちが遊んでなければブランコくらい嗜んでいたかもしれません。

 5分ほど歩くと、クリフトン吊り橋に到着しました。

 なかなか大きい橋です。車は通行料として1ポンドくらい払うようですが、歩行者は特に何も無く通れました。橋からの景色も綺麗です。

 反対側からも見てみたかったですが、工事中なのか片側しか通れませんでした。

 橋を渡った先に観光案内所のようなものもありましたが、10時からの営業らしく開いていませんでした。いったん橋を渡ってまた戻り、橋の横のベンチで休憩します。

 そのまま川沿いに歩いて行っても良かったのですが、展望台が見えたのでそちらに行くことにして、坂道を上っていきます。

 上まで登ると意外に広く、ピクニック出来そうな空間に展望台が建っているという感じでした。

 橋全体も見えて景色がいいので、とりあえず登ってみて良かったです。

 展望台は同じく10時から開くようだったので入りませんでしたが、3ポンドで展望台、同じく3ポンドで洞窟が見られ、セット料金で5ポンドと、イギリスにしては結構安めなチケットでした。

 展望台は大して高さがなかったのでちょっと微妙そうでしたが、洞窟は気になるのでまた機会があったら入ってみたいです。

 適当に降りていくと、行きに見た公園へ続く道に出ました。公園からも展望台に行くことができたんですね。

ブリストル市立博物館・美術館

 次は博物館に行きます。バンクシーの作品があるようです。街の方に戻って行くのに、バスでも良かったのですが、歩いていくことにしました。天気もよくて道も可愛く、帰り道は恐らく下り坂だからです。徒歩だと20分ほどです。

バンクシーの「Paint Pot Angel」

 入ってすぐの所で、バンクシーの作品であるらしいPaint Pot Angelを見つけました。説明書きなど見つけられなかったのでどういう経緯でここに来たのかなど一切分かりませんでしたが、見られてよかったです。

博物館

 2階に上がると化石、剥製などが展示しており、私は大きな骨とかにテンションが上がるタイプなので楽しかったです。

 課外授業なのか小学生がたくさんいましたし、子供用のお絵かきコーナーや展示もあって小さい子も楽しんでいるようでした。

美術館

 3階部分は主に美術館で、絵画のほかに食器類も展示されており、日本のものもありました。

ギフトショップ&カフェ

 1階にあるギフトショップはあまり大きくはなく、お土産と子供用のぬいぐるみが半々といった感じ置いてありました。

 ちょっと疲れたので一旦休みます。街の中にベンチが沢山あったので外で休憩しても良かったのですが、無料で入れる施設なので多少でもお金を落とすべくカフェに入りました。紅茶を頼んで一息つきます。

バンクシーのWell Hung Lover

 博物館・美術館を出たあとは再びバンクシーのストリートアート巡りに戻ります。

 Well Hung Loverという作品は、博物・美術館からは徒歩5分ほどの距離のところにありました。博物館から作品まではだいたい下り坂だったので助かりました。これもGoogle Mapsに作品名をそのまま入れると出てきます。

 ここは橋から見えるところに分かりやすく描いてあったので、さまようことなく見つけられました。しかし結構有名な方の絵だと思うのですが、道ゆく人誰も気にしてませんでした。不思議です。

バンクシーのYou don’t need planning permission to build castles in the sky

 次は絵というか文字ですが、近くにあるので見に行きます。Well Hung Loverからは徒歩5分で近いです。これも作品名を入力すれば出ます。ブリストル中央図書館の裏口にありました。

 文字だけなので一瞬見逃しそうになりましたが、ネットの写真で見た通りにちゃんとありました。英語の意味は「空に城を建てるのに許可はいらない」といった感じでしょうか。

 描かれた当初は排気口が2つあって顔のようになっていたらしいですが、今は片目だけです。

バンクシーのThe Girl With Pearl Earring

 最後に見に行くストリートアートはThe Girl With Pearl Earringです。真珠の耳飾りの少女ですね!正直これが1番気になってました。

 『You don’t need planning permission to build castles in the sky』から徒歩12分ということなので、こちらも歩いて向かいます。と思ったのですが、途中で川に阻まれて向こう岸に行けません。

 景色は綺麗だし天気も良く文句なしなのですが、どこを見渡しても橋が見つかりません。Google Mapsをもう一度よく見ると、橋ではなく水の上を突っ切っています。

 近くに橋もないようですし、どうする?泳ぐ?と途方に暮れていると、駅っぽい雰囲気を醸し出す看板を見つけます。どうやらフェリーで向こう岸へ渡るようです。

 しばらく待つと向こう岸からフェリーというかちっちゃい船がやってきたので、それに乗りました。1.30ポンドです。Only Cardとちっちゃく書いてあったので一応カードで払っときます。

 反対側の岸にもレストランがあり、天気のいい日に水辺でご飯食べるの超やりたかったので、ブリストルで1日使っても良かったかなーとちょっと思いました。

 バンクシーのThe Girl With Pearl Earringへは、川を渡ってから5分程歩いたら着きました。

 柵があるのでちょっと遠くからですが、ちゃんと見られました。ブリストルの中では有名な作品だと思っていましたが、これも他に見に来ている人はいなかったのでゆっくり見られてよかったです。

ブリストルからバース

 真珠の耳飾りの少女の目の前にあるカフェでのんびりしたいところですが、もう12時30分なのでそろそろBathに向かうべくバスに乗って駅へ行きます。

 バス停へ向かう途中でチェーンスーパーのMorrisonsがあったのですが、外観めっちゃ可愛かったです。

 近くのバス停、SS Great Britainまでは徒歩5分でした。全体的に近くてありがたい。

 川どうやって渡るんだろう…と思いましたがしばらくバスに乗っていると普通に橋がありました。そりゃそうです。バス代は2ポンドでした。

バスと徒歩あわせて15分ほどで駅に着きました。レイルカードがあるので、バースまでのチケットを窓口で買います。30%オフで、片道6.45ポンドでした。ブリストルとバースは近いので、事前予約しても当日でも値段は変わらなさそうなので当日に買いました。

時間はBristol Temple Meads13:00発、Bath Spa13:11着の、約10分です。

SALLY LUNN’S

バースには13時11分に到着したものの、15時からのロマンバス、17時30分からのサーメバススパの予約の時間までだいぶあるので、ご飯を食べに行くことにします。

 調べてみるとバースで有名なのはSally Lunn’sというバースで1番古い建物のレストランだそうです。

 駅から街の中心地までは徒歩5分ほど。観光名所が密集しているので楽です。

 レストランに到着すると、結構な列が出来ていて、店の外まで続いています。13時30分くらいだったのでちょうどお昼時です。このお店は夜しか予約できないそうなので、昼は並ぶしかないのです。

 あと1時間半くらいしかないし街の散策もしたいしどうしようかな…と、とりあえず列に並びながら別の店を検索していたのですが、このお店回転めっちゃ早くてすぐに列が進みました。

 あれ?じゃあいけるくない?と思いそのまま並んでいると、10分もせずに席に案内されました。

 古い建物と言うだけあって、狭くて急な階段を、店員さんに「頭をぶつけないように気をつけてね」と言われながら上ります。

 お客さんが多く回転率の高い店だと思いますが、それゆえにこの頻度で3階までの階段を上ったり下りたりする店員さん体力には目を見張るものがあります。

 Sally Lunn Bunnというパンが名物らしく、そのパンにプラスして紅茶だったり食事だったりがついているのがメニューが人気なようです。

 私もがっつりサーモンとか食べたかったですが、そんなに時間もないので、THE BATH CREAM TEAというクリームティーを頼みました。シナモンバタートッピングのパンと紅茶のセットです。

 注文して5分くらいで紅茶が、10分くらいでパンが出てきました。早い。

 パン自体は多分普通のパンです。何の変哲もないプレーンのパンの味をご想像ください。そんな味です。もしくは給食で食べたコッペパンです。ただ味付けがシナモンバターで、頭が痛くなるくらい甘くなっていて美味しかったです。甘いのが得意じゃない人はセイボリーと書いてあるしょっぱい系のメニューの方がいいかもしれません。クリームティーなのでクロテッドクリームもついていました。

 料金は、紅茶とパンで12.98ポンドです。サービス料混みなのでチップは払わなくて大丈夫です。払ってもいいですが。店の回転も私が食べるのも早かったので、並んだ時間を入れても滞在時間30分ほどでした。

 ちょっと行くの忘れてそのまま出てきちゃいましたが、ミュージアムもありました。

バースの街並み

 食後に軽く街歩きしてみましたが、バースのお店は全体的に可愛い外観をしているので、歩いていて楽しいです。バース寺院の横の広場では楽器を演奏する人がいて、広場を囲うようにしてベンチが置いてあるのでみんな演奏を聞きながら座ってリラックスしていました。

 周りにはお店がたくさんあって、私はFudge Factoryというお菓子屋さんでリンゴにチョコのコーティングがであるタイプのりんご飴を買いました。食べてみるとチョコというかキャラメルで、めちゃくちゃ食べづらかったですが美味しかったです。1つ5ポンド、3つで14ポンドです。1週間はいけるってお店の人が言ってたので3個も買ってしまいました…。

パルトニー橋

 ロマンバスの予約まで1時間、世界遺産のロイヤル・クレッセントもちょっと見てみたかったのですが、微妙に遠いのですぐ近くのパルトニー橋を見に行くことにしました。

 パルトニー橋の上自体はお店が連なっており、渡っている最中は普通の道路といった感じで川は見えないのでこの橋は渡って楽しむものではなく、眺めて楽しむものだなと思いました。ただ橋の上にはカフェなどもあったので、カフェに入り窓際の席に座れたら橋からの景色も楽しめるかもしれません。

 そのまま川沿いを散歩します。川沿いにはベンチもあって、私のように写真を撮っている観光客もいましたが、普通にベンチでのんびりしている人たちもいました。地元の人たちかもしれません。

 余談なのですが、この時何故か顔や手が虫刺されのように急に痒くなって熱を持ち始めました。体感何らかのアレルギー反応です。しばらくしたら治まりましたが、あれは一体何だったんでしょうか…初めての症状です。

ローマ浴場

 川沿いを散策後、15時からのローマ浴場のチケット予約しているので、5分前くらいに向かいはじめます。

 2000年前はローマ人最強すぎてイギリスにも侵攻していたのですが、その時に温泉が出たバースはローマ人たちの愛する風呂の街となりました。そのかつての入浴施設があった場所がローマ浴場です。バース寺院のすぐお隣です。

 入り口でチケットを見せ、無料のオーディオガイドを受け取って中に入っていきます。日本語も対応していました。

 この建物の中は広いですが、ネットで検索すると出てくる写真映えするローマの風呂は1ヶ所だけで、他はだいたい博物館です。2階と、1階からも見ることが出来ます。流石に入浴は出来ないので見るだけですが。

 ここ以外の普通の博物館ゾーンでは、ローマの時代の出土品などを見ることが出来ます。

 無料の日本語オーディオガイドを聞きながら見学したところ、ここではスリス(ミネルヴァ)という女神を祀っていた神殿でもあったそうです。

 色々な出土品がありましたが、個人的には色々な国、時代のコインが興味深かったです。やっぱり宗教施設に泉とくれば今も昔もみんなコイン投げるんですね。

 あとは呪いのタブレットも面白かったです。何か盗まれたりした時に、ムカついて犯人を呪ってください!!!と神へのお願いを書き記したものらしいです。

 遺跡の見学ゾーンもあり、ここは男性専用風呂だった、ここはサウナだった、ここは水風呂だった、と音声ガイドの説明を聞くことが出来る他、プロジェクションマッピングも駆使して当時の様子が分かりやすく理解できるように工夫されていました。

 出口の手前で、温泉水を飲めるコーナーがあったので試してみましたが、微妙に鉄分の味がするような硬水で温い水という印象です。当たり前に美味しくはないです。

チケット代

 チケット代は、大人は平日24.50ポンド、休日27ポンドです。10月前半でもそこそこ混んでいたので、夏は予約必須だろうなと思いました。

 私は公式サイトで予約しました。

Roman Baths | 2,000 years of history are waiting for you to discover and explore.
The official website for the Roman Baths museum, 2,000 years of history are waiting for you to discover and explore.

ギフトショップ

 施設内のギフトショップは2ヶ所で、途中に1つ、出口に1つあります。

 出口のところの方が種類が多いです。トートバッグ(16ポンド)と、投石器の鉛筆削り(6ポンド)を買ってしまいました。トートバッグはともかくとして、鉛筆削りなんて何年も使ってないのに買ってしまいました。BB弾とか乗せて使えそうで私の中の少年の心が疼いてしまったのです。

所要時間

 私の場合、所要時間は1時間半程でした。途中で飽きて飛ばしたりもしましたが、音声ガイドの説明のあるものは全て聞きましたし、写真を撮ったりお土産も選んでこの時間なので、多く見積っても2時間あれば充分かと思います。

しかし最近オーディオガイドの説明がゆっくり過ぎてまどろっこしくなってしまうのは、YouTubeを2倍速で聞く弊害でしょうか。オーディオガイドにも2倍速機能欲しいです。

バース寺院

 17時30分のスパまで時間があったので、バース寺院にも入ってみることにしました。ローマ浴場の隣で近いですし。

 平日なので開いているのは17時30分までですが、出口のところのギフトショップは17時で閉まっていました。

 入場料は7.5ポンドです。

 そんなに広くないので30分くらいで見終わってしまいました。天井やステンドグラスは綺麗でしたが、コスパを考えるとちょっと割高かなとも思います。

 夜にバース寺院の中で光と音のショーのようなものがあるらしいので、そちらにしておけばよかったかもしれません。

 夜のショーは18時45分から19時30分まで15分刻みで催行していて、チケットは昼間とは別で10ポンドだそうです。私は気づくのが遅すぎて入れませんでしたが、興味がある人はオンラインで予約してから行きましょう。

サーメ・バース・スパ

Thermae Bath Spaはバースにある温泉施設で、こちらはちゃんと入浴することができます。2時間制で、料金は41ポンドです。2時間で8000円くらいと考えるとちょっとお高めです。

 英語の発音だとサーメとかターメに近いのですが、アルファベットのつづりを見るに日本人としてはテルマエって読みたくなっちゃいますよね。

 水着を着て入浴しますが、中での写真撮影は禁止で、最初に入口でスマホを入れる用の袋が渡され、係の人が針のようなものを布の袋に刺してロックします。

持ち物

 入口でバスタオルとガウンが無料で1枚ずつ渡されるのでタオルは必要ありませんが、ビーチサンダルを持ってくればよかったと思いました。ロッカーから温泉までけっこう歩きますし、その過程でそこそこ足が汚れるからです。

 室内履きをレンタルすることもできますが別料金がかかりますし、ビジネスホテルにあるようなペラペラのスリッパのようなものだったので、自分で持ってくるのをおすすめします。

 温泉の中に自前のサンダルで入っている人達もいましたが、温泉と呼びはするもののプールのようなものなので、まあ多分大丈夫なやつです。

ロッカールーム

 ロッカーは決められた番号が渡される訳では無いので、空いていたら好きなところを選べます。ここのロッカーの使い方は、最初ちょっと難しかったです。

 ロッカーの施錠には入口で貰うリストバンドを利用するのですが、タッチするのはロッカーではなく近くにあるスクリーンのほうです。何番から何番までのロッカーはここのスクリーンをタッチと決まっていて、ロッカーを閉めてから数秒以内に大元のスクリーンの方をタッチすると施錠されます。

 ちゃんとロッカーの使い方の説明書きがあるのですが、当然英語で書いてありますし、スマホで調べることもできないので苦手な方は頑張ってください。分からなかったら係の人に聞きましょう。

温泉の種類

 施設内は3階層に分かれていて、上から屋外プール、サウナルーム、普通のプールになっていました。

 プールの方がしっくりくるのでもうここからはプールと呼んでいきますが、普通のプールはとりたてて特徴がある訳ではなく、微妙に流れるプールの部分があるくらいです。屋外プールも、外を眺められるというだけで普通のプールです。

 全体的に水温は低く、浸かっている間は大丈夫なのですが、体が温まらないのでプールからあがるとめっちゃ寒いです。私は寒がりなので後半はとりあえずサウナルームにいました。

 サウナルームも日本のものと比べたら気温は低いのですが、普通のサウナの他にミストサウナもあってのんびりするのには良かったです。

 私はお風呂が大好きなので2時間で足りるかな…?と思っていたのですが、途中で若干飽きてしまったので1時間くらいで入浴を終え、そのまま30分くらいで支度をして出てきました。中のレストランや有料のマッサージルームなどを利用する場合は、もう少し時間がかかるかと思います。

 温泉と思わずに温水プールとして行って、ただ浸かるだけでぼーっとリラックスしたり友達とおしゃべりするにはいい場所かもしれません。

バースからロンドン

 スパを出たら、ロンドンへ帰るべくバスターミナルへ向かいます。バースからロンドンへは電車でも行けるのですが、安かったのでNational Expressのバスで帰ります。5.25ポンドです。

20時15分BATH Bus Station Dorchester St発

22時40分London Earl’s Court West Cromwil Rd, Stop D, Tesco着

です。バスターミナルは、バース寺院から徒歩10分ほどの所にあります。

 モニターで確認してもナショナルエクスプレスのバスが見つからなくて焦りましたが、警備員のおじさんに聞いてみたところ、「ナショナルエクスプレス?20時15分?ロンドン?じゃあ2番だよ」って教えてもらったので半信半疑で2番で待ちました。ちゃんと来ました。疑ってすみませんでした。

 バスは時間通りに到着しましたが、運転手さんが買い物に行って帰ってくるのがちょっと遅くなっていたので、結局出発は10分くらい遅れました。フリーダムです。ロンドンに着き、降りたバス停からアールズコートの駅までは徒歩12分くらいでした。

旅行の感想

ブリストル

  • 坂が多い
  • 建物がカラフル
  • 川を渡れるか目的地に向かう前に確認した方がいい
  • 旅行を楽しめるか天気にだいぶ左右されそう
  • 坂が多い
  • 坂が多い

バース

  • 観光スポットが密集していて短時間で観光しやすい
  • 街が全体的にかわいい
  • ローマ浴場はほぼ博物館
  • サーメ・バース・スパはほぼプール

まとめ

 個人的な感想としては、ブリストルの方が好きでした。ブリストルのミュージアムが良かったのと、バンクシー巡りが楽しかったからです。また時間があれば1日ゆっくりとしてみたい街です。

 バースはイギリスでローマ感を味わいたい人や、イギリスの温泉に入ってみたい人はおすすめです。ロイヤル・クレッセントはちょっと遠かったですが、それ以外のバース寺院、ロマンバス、スパ、パルトニー橋などの観光名所が1つのエリアに集中しているので、時間がなくても半日くらいで観光できるのもポイントが高いです。

 どちらも観光客はもちろんいるものの、ロンドンのように混雑しておらず、老後に住みたい系の穏やかで静かな場所でした。ロンドンからも近いので、また機会があったら遊びに行ってみようと思います。

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