2025年1月21日(火)
友人に誘ってもらい、ロンドンの5つ星ホテルであるThe Landmark Londonのアフタヌーンティーに行ってきました。
ドレスコード
ロンドンのホテルでアフタヌーンティーを楽しむ場合、ドレスコードに気をつけなければならないのですが、今回行ったザ・ランドマーク・ロンドンのホームページには、ドレスコードはスマートカジュアルと書いてありました。
スマートカジュアルって何?と思い調べると、とりあえずキレイめな服で行けばいいっぽいのですが、靴はスニーカーやブーツを避けろと書いてあります。しかし帰国直前で服や靴をだいぶ捨ててしまったため、今はハイキングシューズか冬用のブーツしか持っていません。早まりました。まあ大丈夫だろうと賭けでいきましたが、結果大丈夫でした。
友人はワンピースにスニーカー、私はニットにスカートにブーツでしたが、特に何も言われませんでした。ジーンズだったりあまりにもスポーティーだったりクロックスだったりしない限りは大丈夫なのだと思います。 周りも、ドレスの方もいましたが思ったよりカジュアルな雰囲気でした。
今度行くことになっているザ・リッツ・ロンドンはさらに厳しいと聞いているのでちょっとびびっていますが、今回は何事もなくてよかったです。
The Landmark London
友人におんぶにだっこで全て調べてもらい、予約も16時からしてもらいました。ありがたい限りです。場所はMaryleborn駅が近いです。
予約時間の少し前にホテルに着くと、ドアマンが扉を開けてくれました。5つ星を感じます。ドレスコードが大丈夫か不安になりました。

ホームページに優雅な高いヤシの木の下でアフタヌーンティーをお召し上がりくださいと書いてあったのですが、本当にめっちゃ高いヤシの木がありました。インターネットで見た写真のままです。めちゃくちゃ映えます。

ピアノの音が聞こえるので最初普通に音楽が流れているのかと思っていたのですが、生演奏でした。途中でピアノの曲をリクエストできるQRコードをもらったのですが、フォームに名前や住所を入れて送信しなければならなかったのでちょっとやめておきました。ララランドの曲などがありました。

ちなみに奥にお手洗いがありましたが、ペーパータオルではなくハンドタオルがあって「高級ホテルだー!」とテンションがあがりました。そして私は気づかなかったのですが、ハンドソープはモルトンブラウンというロンドン発祥の有名なブランドだったそうです。
アフタヌーンティーのメニュー
席に着いてメニュー表を見ると、アフタヌーンティーのメニューは3つのみでした。基本の70ポンドのものと、シャンパンをプラスした83ポンドと93ポンドのものです。ウェイターのお兄さんが「アルコールが苦手ならノンアルコールのシャンパンにもできるよ」と説明してくれたのですが、個人的にあまり味が好きではないので紅茶のみにします。

含まれているものは、
- サンドウィッチ(4種類)
- スコーン(2種類)
- クロテッドクリーム
- チョコレートクリーム
- ジャム
- ケーキ(4種類)
- 紅茶(種類いっぱい)
です。

サンドウィッチの味はきゅうり、卵、サーモン、コロネーションチキンの4種類です。

スコーンはプレーンとアップルシナモンの2種類があるのに気づかなかったので、プレーンしか食べませんでした。形がプリンみたいでかわいいです。

ケーキも4種類で、メニューには色々かいてありましたが、ざっくり言うとりんごのタルト、チョコケーキ、シュークリーム、パブロバ(メレンゲケーキ)です。どれも美味しいですがボリュームがあるので、残してしまった分は持って帰ることができます。
サンドウィッチとスコーンはおかわりすることができるようで、私はコロネーションチキンのカレーの味が好きなので、そればかり頼んでいました。
紅茶は種類が多く、最初にシャンパンありかなしかメニューを選ぶとき、どの紅茶にするかも伝えます。色々種類があって迷いましたが、せっかくなので最初はオリジナルっぽいウィンター・ガーデン・ブレンドとザ・ランドマーク・ブレンドにしました。


メニューは最初に紅茶を頼んだ後に持って行かれてしまうので、紅茶のおかわりをする予定に人は写真に撮っておいたりホームページを確認する必要があります。言えばまた持ってきてもくれますが。
味の感想
高級ホテルなだけあってケーキもサンドウィッチも全て美味しかったですが、やはり私のお気に入りはコロネーションチキンです。コロネーションは戴冠式という意味で、エリザベス2世女王の戴冠式の際に考案されたことからその名前がついたようで、イギリスでは人気の味です。スーパーマーケットでも売っています。カレー味のチキンです。不味いわけがありません。
フォートナムメイソンのアフタヌーンティーでもありましたが、ここのコロネーションチキンにはくるみが入っていてより一層好きでした。今までのサンドウィッチで1番好きかもしれません。
スコーンは焼きたてなのか温かく、パサパサ感がなくて美味しかったです。特にクロテッドクリームがよかったです。私的にクロテッドクリームはあまり味がしないので好きではなかったのですが、ここのは濃厚でジャムと食べると本当に美味しかったです。
アフタヌーンティーの時にイギリス人の中で論争になるきのこたけのこ戦争のようなものに、『ジャムファーストorクリームファースト』つまりジャムかクロテッドクリームどちらを先に塗るかというものがあるのですが、コーンウォールの人はジャムが先、デボンの人はクリームを先に塗ります。
メニューに、コーニッシュ(コーンウォールの)クロテッドクリームを使っていると書いてあったので、コーンウォールスタイルでジャムを先に塗ってみたのですが、食べづらかったのでやめました。私はデボンスタイルのほうが合っているようです。
バカ舌と言われても受け入れますが、チョコレートクリームはヤンヤンつけボーの味です。それも冬のヤンヤンつけボーです。チョコレートクリームが固まっていてなかなか取れず、スコーンに塗るのも大変でした。味はやはりチョコなので美味しいですが。
紅茶は結局、友人の分も味見させてもらって
- ウィンター・ガーデン・ブレンド
- ザ・ランドマーク・ブレンド
- チャイ
- ダークチョコレート
- ドラゴンジャスミンピールズ
- ウーロン
の6つを飲みました。名前の通りの味で全て美味しかったですが、ダークチョコレートは香りがチョコレートでよかったです。本物のチョコレートの香りというよりかは、チョコレートの香水のような香りです。
頼む前にウェイターのお兄さんに、味は甘いのか聞いてみたところ「すごく甘いわけではないけど、ちょっとは甘いからデザートと飲むよりはサンドウィッチと飲んだ方がいいよ」と言われて頼んでみたのですが、別に甘くなかったです。そうです私はバカ舌の甘党です。ですので普通にデザートと一緒に飲みましたが、香りが好きだったので満足です。
お会計はサービス料込み
最後にお会計ですが、70ポンドにサービス料の12.5%をあわせて、合計で78.75ポンドでした。15,000円くらいです。サービス料はフォートナム&メイソンの時も12.5%だったので、高級アフタヌーンティーは全部同じ率なのかもしれません。
個人的にはチップを考えるのが好きではないので、そもそもサービス料を取ってくれた方がありがたいなと思います。
まとめ
アフタヌーンティーに15,000円は確かに高級ですが、ガラス張りの高い天井、ヤシの木、ピアノの生演奏、美味しい紅茶と食べ物、と考えるとだいぶ満足です。
初めて5つ星ホテルのアフタヌーンティーというものに行くのでドレスコードにだいぶびびっていましたが、ザ・ランドマーク・ロンドンは思ったよりも皆カジュアルな服装で来ていたのもよかったです。デニムにパーカーやスポーツウェア、スウェットなどではない限り大丈夫そうでした。
着席時間は基本1時間半みたいですが、あまり厳格ではなかったです。ドレスがなくてもちゃんと入れますし、機会があったら行ってみても良いと思います。映えます。
